【映画】 クラウドアトラス / CLOUD ATLAS
クラウドアトラス


生まれてから今まで、万に近いか、越えるか、という数の映画を観てきて、わーこんな映画はもうないだろな、と思えた映画です。凄かったです。

芸術性とか内容の崇高さや展開、ギミックなどが素晴らしいとかそういうのは分かりません。恐らく細かな点を指摘し始めるときりがないというか、いろんな部分で、偉大な映画のそこまでではない気がします。細かなひとつひとつについては、それぞれの点で評価を受けたかつてのそれぞれの映画の方が最高で本作はそれに劣るでしょう当然。

ただ、この映画が凄いのは、これまでの世の全ての映画が培ってきた様々な要素やエッセンスや技術というか、様式を、高次元でたった3時間に詰め込む事をやってのけた、という事。

幕の内弁当というか百貨店というか、現時点で宇宙人に(人類紹介として)1本映画見せるならこれにしとけば?という、そういった、凄い映画です。

マトリックスの監督さんだったり脚本家さんだったりが作られた映画だそうですけど、俳優さんの能力の凄さを証明する為の手法(一人が複数の、時代を超えた、全く繋がりのない役どころを担ってる)も、単純に人類の繰り返しやDNAのカルマを思わせてとても面白かったです。これが、普通にそれぞれ別の俳優さんでやってたら薄っぺらくなったはずですし、素晴らしいアイデアだと思いました。

徹底的にお金がかかっていないような自主製作みたいな映画でも、時に頭を金槌で殴られたようなショックを受けたり、大作のような感動を受けたりするというのが映画の良いところですが、こういう正攻法の、超大金と大スタッフによるめっちゃハリウッドなプロジェクトで、それまでにないタイプのショックを受けるって事もあるんだな、ていうのが新鮮で嬉しかったです。

スターウォーズ=子供のおとぎ話、というのとは正反対の、大人のリアルSFという感じがします(ちなみに僕はスターウォーズが大好きです)。アンソロジーというかオムニバス映画ですが、この鉄板の人類史の内容は、最初にやり遂げたもん勝ちという感じで、で、実際やり遂げられてるので、最初で最後な感じ。

ただ、一つだけ気になったのは、本映画における韓国的な要素の全て。

まず(多分)韓国の女優さん。日本の映画の、空気人形(でしたっけ?)に出てる人ですよね。良い映画でしたし、彼女の演技は大好き。でも、本作品は一人で何人も役を演じる(彼女の場合は西洋人までも演じてる)となると、彼女の顔の作りは東洋人の中でも相当特殊な顔で(ぎょろっとした目、豚鼻、エラが張ってる、体型も独特)、本人そのままの役どころは別として、それ以外では、完全に特殊メイクですし、違和感ありまくりで、不自然で気持ち悪く、はっきりとミスキャストです。

また、日本は出て来ず、韓国がいっぱい出て来るんですが、その「韓国=ネオソウル」の文化的な特徴が日本なんです。要は桜ふすま畳の世界。流石にそこには腹が立ちました。韓国なんなら韓国の特徴でやれや!と。韓国がどんな特長があるのか全然知らないですので具体的には書けないですけど。とにかく韓国と日本って国の規模も文化や歴史も全く違いますからね。あたかも近い国だという妙な誤解を世界に与えるこの内容は、日本人として非常に不快ですし、きっと韓国の人も不快でしょう。

まだ1回しか観てないので、もう何回か観て、書き直そうと思ってます。
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2014/01/26 | お気に入り…こと | コメント:0 | トラックバック:0____
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