北京オリンピック 陸上男子100m決勝 について
以下、本文に改行なし。(←冒頭にわざわざ書くことでもなし)

◇レース内容概要(ネットにイイ記事がないので自分で書く!)◇

最も遅い自己ベストの選手の記録ですら10秒00というハイレベルな決勝。本職は200メートルで、100メートルに参入してまだ間もない中で世界新記録(9秒72/2008年5月)をマークした新星、ジャマイカのウサイン・ボルトと、同僚で前世界記録保持者、アサファ・パウエルに注目が集まる決勝となった。試合は、ボルトが中盤から一気に他の選手を引き離し、後半の途中以降は、周囲を見る→大きく両手を拡げる→(以降ずっと横を向いたりしながら両手を拡げたまま)片胸をどんどんと叩く(勝利の誇示)→太ももを高く交互に上げて走る(勝利の誇示)→ゴール、という、信じられない余裕っぷり、しかも並み居る選手が集まった本決勝、また100mという、コンマゼロ何秒のミクロの差が雌雄を決する種目において、体4つ分程も抜け出た上で、そんな行動を取りつつ、3ヶ月前の自身の世界新を0秒03!も更新してゴールするという、正に前代未聞の、圧倒的で歴史的な10秒間となった。風は無風、ゼロメートルだった。オリンピック前の北京での記者会見の場で初めて自分が100mにエントリーする事を知った男が紡ぎ出したリアルタイムの伝説。今後の陸上短距離。もう一瞬どころでなく、それこそコンマ・ゼロ一秒たりとも目が離せなくなった。(←何か文章の調子ノリノリ)


◇刈屋富士雄(NHKアナ)の話(テレビから自分で文字起こししたよ!超面倒だった!)◇

いやあ、何回観てももう凄いですね。ほんとにあの、いやもう将来50年100年先になっても語り継がれるレースではないかという風に思いますし、この高速トラック、国家スタジアム、鳥の巣がですね、一気にこう価値を高めたそういうレースではなかろうかという風に思います。まあ実況の中で本当に時代がこう動いていくという話をしましたが、オリンピックのですね、100mの男子が初めて9秒台に突入したのは40年前のメキシコオリンピックで、アメリカの、えーハインズ選手が9秒9という事で、その後9秒8台に最初に突入したのがアトランタオリンピック、1996年のアトランタオリンピックのドノバン・ベイリー選手が9秒84、その後アトランタ、シドニー、アテネと9秒8台でオリンピックの100mの優勝が決まっていたんですけれども、9秒7を通り越して、一気に9秒6の世界に入ってきました。まあそう考えると、えー、9秒台で優勝したハインズから40年経って9秒6台、つまり40年で0秒3縮めた事になります。世界はそのスピードでどんどん進化していく事を考えると、えー計算しますと10年で、0秒07世界は動いていくんですね。じゃあ日本はどうかといいますと、10年前の1998年の、えーバンコクのアジア大会で、先程解説していた伊東浩司さんがですね、10秒00。あの時、速報(?)で9秒99は出たんですけど、伊東浩司さんはですね、最後流したんですね、それで、えー足が反応して9秒99という、幻の9秒台に突入したのが10秒00。でも10年経ちますので、世界と同じ進化をしていたら、今実は9秒93くらいが日本記録であって欲しい、という事になるんですね。ましかし、それにしても本当にウサイン・ボルト選手の最後のあのリラックスした動き、人類史上最高の欽ちゃん走りではなかろうか、という風に思います。


◇所感(…やっと書ける。。じぶんの話が…。ゲッソリ。。)◇

ウサイン・ボルトは、あれだけデカイくて手足が長いのに、あれだけの俊敏性、つまり手足を速く動かせる能力を持っている、ということがまずシンジラレナーイ(古)!アサファ・パウエルでもそのことに驚いたのに、軽くそれ以上な感じ。文字通りというか、本当に規格外の男が出て来ました。今後も目が離せません。ところで、オリンピックのテレビ放送は、各局司会進行の人の引き出しの浅さ(そもそも人選が…という感じ)が残念だったり、とりわけ現場で試合後にインタビューしている人の質問内容の酷さは、あまりに感動半減でチクショー…、と思っていた中、この刈屋富士雄さんというベテランアナは、スタジオアナさんという担当とはいえ、本当に素晴らしくて、嬉しいです。今回エントリーにする際にちょっと調べましたら、有名な熟練アナさんみたいですね。感じるコトバを放つ漢、という感じで。今回ここに紹介した試合後(録画放送時)のコメントも、何の気なく横になりながらテレビで観ていて、うんうん、そっか、てか凄いなこの人…と、きちっとした情報の引き出しを、勿論カンペなどなく自分の知識として(しかもミスなく)述べていらっしゃって、感心してました。だからこそ、最後のワンフレーズで、一瞬「なにィ!?」と耳を疑い、程なく爆笑してしまった訳です。刈屋さんって、いたずらっこですね。大好きー☆。でも、“人類史上最高の欽ちゃん走り”とは、多分やはり往年の欽ちゃんがそうであって(知らんけど)、“人類史上最速の”という表現が正しかったろうと思います。それでも太ももを上げてどたばた走ったので、単に“欽ちゃん走りだ!”と思いつき、それを言いたかっただけなんだろうと思うと、刈屋さん、子供!と突っ込みたくもなります。ウマいフレーズでも何でもなく、何にもかかっていない、意味不明な例えだからです。でも、刈屋さんならOKで、おちゃめさんです。きっと。刈屋さんのヤバさに、流石に、ちょっとネットでNHKのウェブにアクセスしてアナウンサー紹介を見ましたけど、好物が書いてありました。気になったのは『ペペロンチーノ』と『いなりずし』。趣味の『三つ子と遊ぶこと』というのも気になりました。どうでしょう。

いやあ、オリンピックって、本当に素晴らしいですね。

<以下中辛コラムに続く>

<中辛コラム:素晴らしい内容とそうではない器(本文に改行なし。)>

マラソン女子を観ていて、最後に鳥の巣に入ったところで、車用のスタジアム入場口内(いわゆる普段映らない裏側)が映っていたが、壁面には沢山足で蹴られたような汚れがあり、工事で取りそびれた破れたビニールみたいのがへばりついていたり、早くも相当薄汚い。レース中の沿道の人達もあまり応援するでもなく、良い雰囲気とはいえない。コース途中の道路表示でマラソンに関係ないモノは、カバーを掛けて内容を隠す、など気の利いたことはせず、手でちぎった赤いビニールテープを雑に張る事でその内容を打ち消している。テレビの性能が上がったせいもあるのかもしれないけど、ぼーっとでなく注意深く画面を見ていると、そういう事はそこここに見る事が出来る。また、どの種目においても、観客は異常な偏りの盛り上がり方を示し、種目によってはレース直前静粛にすべきところであっても、そういった概念自体が元々ないのか、場内アナウンスで注意が促されても騒がしさは収まらない。視点を飛ぶ鳥の高みにまで引き上げて見下ろしてみると(実際にそういう風にテレビで見せてくれるから)、街全体、会場、すべて夜は煌々とイルミネーションに包まれ、お祭りよろしく、無遠慮にエネルギーが消費されているような印象。政治的にも、オリンピックの持つ影響力の点でも、時代の趨勢からしても、ここは(たとえポーズであっても)もう少し“エコ”を意識しましたよというやり方は出来ないのだろうか。夜の照明は明らかに輝度を落とした演出にするとか(あのプール!)、「会場の照明は全てLED。電力はふつうの10分の1です」みたいな(実際にはやっているのかもしれないけれどそういう感じは伝わってはこない)分かり易く訴求する実アピールが、オンパレードのように、これでもかと普通に見れるもんだと思っていた。今回のオリンピック、内容は大変に面白く、会場の“見える部分”のスペックは良く出来て素晴らしいという印象だが、その裏側、人、そしてそれらを包む大きな器(開催地)としての印象は、かつて一度も感じたことのないそれだ。
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2008/08/17 | おもしろい | コメント:0 | トラックバック:0____
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