【至言】 田宮良子 by 寄生獣 18話
( 自分の赤ん坊を抱えた田宮良子、警官達の銃の一斉射撃を浴びながら一歩一歩新一に近づく。自分への射撃は全て受け、赤ん坊への被弾は髪を変形させて盾とし全て防御する。警官達、新一への誤射を避ける為、射撃を止める。白いワンピースを血に染めた良子、ゆっくりと新一に話し始める。)



ずうっと、考えていた。

私は、なんのためにこの世に産まれてきたのかと。

ひとつの疑問が解けると、また次の疑問が湧いてくる。

始まりを求め、終わりを求め、考えながら、ただずっと、歩いていた。

どこまで行っても同じかもしれない。

歩くのをやめてみるならそれもいい。

すべての終わりが告げられても、ああそうかと思うだけだ。

しかし、それでも今日、またひとつ疑問の答えが出た。

新一、この子供、結局使わなかった。

なんの変哲もない人間の子供だ。

人間達の手で、普通に育ててやってくれ。

( 抱いている赤ん坊を新一に手渡す。)


ー 新一:わかった。心配するな。ー


ありがとう。

この前、人間の真似をして、鏡の前で大声で笑ってみた。

なかなか、

気分が良かったぞ。

ー 目を閉じその場に倒れ、息を引き取る ー

2015/02/27 | 心に響いた言葉 | コメント:0 | トラックバック:0____
| ホーム |